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八木佑介「午前二時」!!

こないだ(先月だけれど)、八木佑介(やぎ ゆうすけ)という人の個展を見てきたよ。
「午前二時」っていうの。

“日本画顔料の点描手法”により描き出された作品たち。
...、なんていきなり言っても、専門的な知識がなければ、イメェヂできないか。
僕だって、わからなかった。

あるちらしで、この個展の情報を得た。
午前二時の誰もいなくなった光溢れる街を日本画顔料の点描手法により描き出す、って説明。
そこに1枚、絵が載ってた。

それは、雨上がりの、なんでもない、深夜の交差点。
雨で、路面が濡れてて、街灯や信号の光が反射してる。

あぁ! なんか、この絵、すごく好きかも! って思った。
これは、見に行ったほうがいいような気がする!


会場の画廊に入って、本物の作品を見た。
全部、舞台は午前二時台の街だから、ベースは真っ暗。
その中に、街灯、信号機、自動販売機なんかの光が、ぼんやり浮かんでいる。
暗い街に、それらの光があって、路面やガードレールや木々を照らしている。

その絵の舞台って、街の中の、全然メインでない部分なんだよね。
どこか、目的地に向かう途中の、90度横を向いた景色、というか。
なんで、その風景をとらえるんだろう、って、不思議。
でも、絵を見てると、すごく落ち着く。
しーんとした気分になって。

絵を近くで見ると、点々で描かれてるから、だから点描なんだ。
で、表面がきらきらしてるの。

そしたらねー、個展会場のスタッフみたいな、礼儀正しい青年がいたんだけど、なんと、その人が、八木佑介氏だった。
彼、大学院生だかで、まだ22歳なんだって。
実は、とても若い人なの。
彼に、いろんな質問をしちゃった。

表面が、きらきらしてるのは、.....、あれれ、なんて言ってたっけ。
石だか岩だかが混ざってるから、なんだっけ。
まあ、とにかく、とてもきれいなんだよー。
(聞いたのに忘れてる...。)

そして、僕が、この絵というか、世界観が気になった、気に入った理由というか、きっかけを、彼に伝えた。
自分は、仕事で、深夜に帰宅することがあり、ここに描かれてる景色には、すごくなじみがある気がする、とかね。
感じたことを、言葉にするのは、難しいんだけど。
彼に、伝わったならいいんだけどな。


京都府で生活をしているのらしい。
関西方面で、もし、個展があったりするなら、また見に行きたいな。
あの世界に、ひたりたい。
by ishokuju | 2014-01-21 02:20 | ちょっと聞いて
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