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『山下達郎 シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012』!!

『山下達郎 シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012』!!!

山下達郎のライヴの映画、に、行ってきましたーー。
香川県での上映がないから、しかたなく、愛媛県松山市へ。

上映20分前に、一緒に観る、愛媛県伊予市[いよし]の友人と、劇場で待ち合わせ。
以前、この映画を観ることを、ここのブログに書いたら、それを見た友人が、興味がありそうだったので、誘ったのだった。
(ライヴといえば、この伊予市の友人とは、むかし、松任谷由実の愛媛公演を観たこともあるよ。

ところで、これから劇場の暗闇に入ろうとしたその瞬間、Mailが。
愛媛県今治市[いまばりし]の友人から。
なんと、その友人も、これから同じ映画を観ようとしているみたい!

劇場に入ると、超満員!
今治市の友人、見つけられない、と思うこともなく、一瞬で見っけた。
というのも、最後列に友人は座ってて、その真上に照明があって、友人を輝かせていた・・。

最後列にあいさつに行くと、友人は、ご家族で映画を観に来てた。
嫁さんとお子さんが。
わー、山下達郎の映画を家族で観るなんていいなー。)

映画の感想。
Ah...! ストレスがたまる!
だって、こんなに興奮・感動しているのに、拍手も手拍子も歓声をあげることもできないんですもの!
映画だからしかたないか・・。

タイトルにあるように、約30年ぶんの、彼のライヴ パフォーマンスの名演奏を続けて観られるようになってる。
曲が始まるとき、曲名と、それが演奏された年月日と会場名がテロップで出る。

80年代の映像は、古いものだから、画質がやや悪い。
音は最高だけどね。
そして、歌ってる山下達郎が、すごく若い。

で、なにが驚きって、約30年分のライヴなのに、山下達郎の声のおとろえがないこと!
ほとんどおとろえがない、ではなく、まったくない!
これって、すごいことだと思う!

去年に観た彼のライヴのMCで、小田和正のことを化け物よばわりして、会場の笑いをとってたんだけど、山下達郎のことは、まったく化け物とは思わない。
あえて言うなら、超人、かなあ。
長いライヴの中で、ある瞬間、ちょっと引いた瞬間があったもん。
え? え・・? って。
まだやるの? そこまでやるの? って、ちょっとあきれて苦笑さえしてしまうような。
タフすぎて、びっくりする。

映画は、今年4月の公演から、「希望という名の光」の演奏が流れた。
震災に関する、曲の間の長い語りも入って、最後は、この映画のクライマックスともいえるような、感極まってしまいそうな、ダイナミックな演奏になっていった。

そしたら、その次が、シュガーベイブの「今日はなんだか」。
それが、2010年10月の公演のもので・・。

震災を経験したあとの「希望という名の光」のあとに、震災がおこる前の「今日はなんだか」が続いてて、僕はそれにも泣きそうになった。
それまでのなんでもない日々って、実はかけがえのない日々だった、ってののメッセージのようにもとらえることができてた、というか。
「今日はなんだか」を、あんな感情で聴くことになるなるとは思わなかった。

全15曲、息つく間もなく演奏は続いて、最後、「さよなら夏の日」で映画は終わった。
はああ、すごい映画だった・・。
当然ながら、ソフト化はしないってことだし、思いっきり目と耳でこの映画を楽しんだつもり。

でも、やっぱり、本物のライヴにはかなわない。
また、全国ツァーをやってもらいたいな!
by ishokuju | 2012-08-27 15:49 | MUSIC
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