スタートまでのあいだ

日曜日、ハーフマラソンの大会に出てきたよ。
第66回香川丸亀国際ハーフマラソン。
ハーフって、42.195km(フルマラソン)の半分の距離を走る、ってことね。

タイムは、2時間27分06秒だった。
ネットタイムは、2時間20分18秒。
ネットタイムって、実測タイムのこと、スタート地点を過ぎてからゴールまでの時間。

つまり、レースが始まってから、スタート地点を越えるまで、僕は6分48秒もかかっている、ってこと。
これは、なぜかというと、選手が多すぎるため。
1万人以上が狭いスタートラインを超えるから。

この、6分48秒のあいだの状況を、説明しようかな、って思うんだけど。
そのあいだ、選手がどんな風に過ごしているのかって、マラソンの大会に出た人でないと、わからないよね。

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マラソンに興味のない人でも、レースがスタートした瞬間、選手が一斉に走り出すシーンなんかは、テレビで見たことがあると思う。
でも、その瞬間に走り出せる人なんて、全体のほんの一部分なんだよね。

スタートまでの時間、僕みたいな遅いランナーは、競技場の中で、待機してる。
招待選手のスタートは、一般より早くて、その瞬間は花火があがったりして。
競技場の上には、大会のための小型機が旋回してて、あれって撮影とかしてるのかな。

タイムの早い選手から、競技場を出て、徐々に、スタートラインに向かっていく。
人ごみにもまれる経験は、たまにあるけれど、この人ごみは、全員が同じ方向に向かっている。
テンションが高くて、しゃべりまくっている人もいるし、黙ってる人もいる。

時間は10時50分になってて、いつのまにか、自分たち一般選手のスタート時刻。
すると、ぎゅうぎゅう詰めの人の流れが、少しずつ変わっていく。
しだいにしだいに、歩く速度が早くなってる・・。
そして、早歩きが、いつしか、小走りになっていってて。
角を曲がると、いつのまにか、スタートラインの柱が20m先くらいに見えてる!

この、人のかたまりが、じょじょに小走りになっていく感じって、乗ったジェットコースターが動き出した瞬間にすごく似てる。
「あ・・、怖いからやっぱ降りたい・・」なんて思っても、コースターは止まってくれなくて。
カ・カ・カ・カ・カ・カ・・って高い位置まであがっていくけど、まさにそんな感じなの。

小走りのまま、緑のスタートラインを超えてしまって、ついにレースが始まっちゃう。
みんなが自分のスピードで走り始めて、人のかたまりが、かたまりでなくなっていく。
かたまりでいるときは、変な安心感があったけど、急に突き放された感じ。
同士だと感じてたのが、ラインを超えると、そうじゃなくなるんだもん。
この瞬間って、自分のいつものスピードがまったくわからなくなって、ものすごく不安なんだよね。

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レース全体から見ると、このスタートのときって、ほんの一瞬の出来事なんだけど。
この独特な緊張感って、たまらない。
大規模大会のニュースとかで、ものすごい数の人が、一斉にスタートラインを超えていってる映像を、もし見たりしたなら、みんなが、ただだらだらただ走ってるみたいに見えるかもだけど、まあそれなりに緊張もしてたりするってのを、なんとなく感じてみて!
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by ishokuju | 2012-02-09 03:59 | ジョギング/マラソン | Comments(0)
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