日曜、よしくんカップル主催のバーベキュウで、僕の高校のときの卒業アルバムが登場したのよ。
どういうことかと言うと、なんか、高校のときのはなしになったんだっけ。
誰と誰の出身高校が一緒で、みたいな話だったかな。
で、僕が、車に卒業アルバムがあるから見てみる? なんて言っちゃって。
トランクにつんでるアルバムを出してきたんだ。
なんで、そんなものを車につんであるかというと、捨てるつもりで、実家から持ち出したものなんだ。
幼稚園から大学までの卒業アルバムがトランクにあるの。
でも、まだ捨てていなくって、車に乗ったままになっている状態。
緑の深いキャンプ場で見る卒業アルバム、って、変な感じでした。
(1994年卒業、の文字を見て、1994年?!なんて驚いてるのは40代チーム。)
好きだった先生やかわいかった子やこっそり体操着のにおいをかいだ子なんかを指差しながら、ページをめくった。
まさかこんなところで公開することになるなんて。
なんでアルバムを車に乗せているのか、と問われ、捨てるつもりなのだ、と答える。
なぜ捨てるのか? と言われる。
なぜ捨てるのか、と問うのなら、僕だって問い返したい。
なぜ持ち続けるのか、と。
いらないから捨てるんですよ。
自分が死ぬとき、からっぽにして死ななきゃなんない。
いつかは卒業アルバムだって捨てねばならぬ、その「いつか」が、今、なだけです。