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第65回香川丸亀国際ハーフマラソン

日曜日、お友達のフジトシおにいたまにいざなわれてた、マラソンの大会に、出てきましたよ。
その名も、『第65回香川丸亀国際ハーフマラソン』!


タイトルにある、“丸亀(まるがめ)”というのは、香川県にある市の名前。
香川県丸亀市が、この大会の舞台。

丸亀市には、大きな大きな競技場があって、ここが、スタートであり、ゴールになる。
10km走って、折り返して、戻ってくる、っていうもの。
折り返し地点なんかは、すでに丸亀市からはみだしちまってるんだけど、まあ、そんな細かいことはおかまいなしみたい。


1947年から開催されてる、ものすごーく歴史のある大会みたい。
最初は、「香川マラソン」って名前から始まって、今の名前になったのは、2009年からなんだって。



フジトシおにいたまからMailで声をかけられて、じゃ走る、となんとなく即答、でエントリーしたのが去年の9月。
まだまだ先、ってずっと思ってたけど、ついにこの日が来た、って感じだった。
だいたい、21kmって、まったく走ったことのない距離だし、どんな風なのか、想像もできなかった。


走った次の日、月曜日が、一番足が痛くって、でも、その次の日には、意外と軽くなった。
今週は、最初のほうは、やっぱ興奮状態が続いてた。

足の痛みも興奮状態も落ち着いてきたので、この日のこと、書いてみる。

** ** ** **

まず、結果から。

タイム、2時間33分10秒。
ハーフ一般男子6992名中、5385位。
(ちなみに、レースがスタートしてから、スタートラインを通過するまで、約6分かかってる。
それだけ、選手が多いってこと。)


でもね、実は、タイムとか順位とかは、どうでもいい。
なんと言っても、完走した!!
これがうれしい。
一度も歩かなかったよ!!
それだけで、目標クリアなので、もう大満足。

** ** ** **

折り返し地点を過ぎたところに、友達が応援に来てくれてた。
4人。
彼らが折り返し地点にいることを知ってたので、前半は、がんばれた。
友達の前では、しっかり写真にもうつって・・。
そして、そこからが・・。

今まで、12kmくらいの距離しか走ったことのない僕には、未知の領域に突入。
まったく足が動かなくなってきた。
距離の表示が1kmごとにあるんだけど、次の表示がなかなか現れない。

レースの後半だけで、2時間くらい走ってたような気さえする。
歩きたい歩きたい歩きたい・・。
自分が、どんだけ遅いスピードで走ってたかわからないけど、となりにずっと青い(ウェアの)フジトシおにいたまがいてくれた。

彼だって、僕のスピードにあわせて走るの、そうとうしんどかったかもね。
とっととゴールを目指したいだろうに・・。
おもんぱかってくれて大感謝。


あと、今回のレースには、完走しなければ、っていう、信念みたいなものがあって。
信念なんて言葉は、言うの、恥ずかしすぎるんだけど・・。

悩みがある友達がいる。
自分の部屋に帰ってきて泣いてるって・・。
いろんなこと、そいつがMailで言ってきた。
この大会の直前のこと。

僕、返す言葉もなくって、特になぐさめることもできなかった。
で、その友達に、完走するから、みたいなこと、わりと軽いノリで言った。
そいつのために、的な、ね。


走ってて、後半、つらくてつらくてたまらなくなってきたとき、その友達のことが、ずっと頭の中にあった。
友達のためにも、なんて、そのとき、考えてたかも。
完走できたら、友達の悩みもなくなる、みたいな、根拠のない考えがぐるぐるぐる・・。

でも、そんなこと考えてたら、ほんとに走り続けることができた。
僕が走らなきゃならない・・!
そしたら、残り2kmとかになって、巨大な競技場が見えてきた!!


競技場が見えてきたら、テンションがあがって、また走る力がでてくる、みたいなこと、フジトシおにいたまは言ってくれた。
でも、そんなこと、なかった。
競技場が見えて、うれしくても、それでも、今までどおり走るのがやっとだった。


競技場に入って、トラックを1周半走ってゴールになる。
競技場内を走るの、もっと気持ちのいいことだと楽しみにしてた。
その1周半でさえ、つらかった。
フジトシおにいたまと手をつないで、グリコのポーズでゴール!!



10時50分スタート、タイムが2時間33分だから、13時23分にゴールしたのかな。
トラックの真ん中の芝生によろよろ歩いて、倒れこんだ。
Ah...、本当に完走した・・。

芝生に仰向けになって、友達にMailしようとしたけど、やっぱり電話してみた。
完走した、って言ったら、もうこみ上げてきて言葉つまるー。
横にフジトシおにいたまがいたけど、止まらなかった。

** ** ** **

そんな、初ハーフマラソンでしたの。
ハーフでこんなに苦しいのに、フルってどんなんよ、って思う。
これの倍。
いつか、エントリーすること、あるのだろうか・・?



この文章には登場しなかったけど、今回の大会では、シゲクンって友達とずっといたんだ。
また、彼については、別の機会にふれることとする。




てゆか、もう寝るわ。
今日は、僕がレース後に「完走した・・」と感動の電話をした友達が、高松に遊びに来る。
by ishokuju | 2011-02-11 03:58 | ジョギング/マラソン
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