カテゴリ:あの日( 46 )

合コン

祖母の思い出ばなし。
母の母ね。
2008年に亡くなった。

おばあちゃんが、「合コン」のことを、聞いてきてたの。
「若者たちのあいだでは、合コンというものがあるらしいが、ケイイチロウも、そういうのに参加したりすることはあるのか」
という内容のことを、徳島の方言で、おばあちゃんの言い方で、僕に。

一度ではなくって。
3回だか5回だか、そんなこと、僕に言ってきてたな。
なんだか、ふと思いついた、って風に言うんだよね。

うん、たまにあるよー、とか。
まあ、適当に答えてたと思う。

おばあちゃんとしては、ちょっとした、そういう若者言葉を使ってみたかったのかもしれない。
あと、僕に彼女がいるのか、いい人はいるのか。
つまりは、結婚はどうなのか。
合コンというワードをきっかけにして、おばあちゃんなりに、オブラートに包みながら、僕に問いかけてたんだと思う。

こないだ、ふと、そのこと、思い出して。
母に、おばあちゃんが僕に合コンのことをたまに聞いてきてた、って言ったの。
意外だったみたい、母、驚いてた。
おばあちゃんは母に、僕の、そういう彼女のこととか、聞いたりとか、なかったのかな。
ま、いいけどね。

(おばあちゃんが死んで、もう9年、彼女の不在を悲しんだりすること、もうないけど。
今、ふと、そんな、僕のことを気にしてくれていた人が、ひとり、もういないことを思って、ちょっと泣きそうになる。)




 

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by ishokuju | 2017-01-09 02:33 | あの日 | Comments(0)

12月14日、流星の夜

Kちゃんと、久しぶりに会った。
土曜の夜、EFFECTORに誘った。
きっかけは、いつも遊んでる友達がつかまらなかったからで、めずらしく、LINEをしてみた感じ。

Kちゃんと会うのは、久しぶり。
去年の12月ぶり。
その日曜は、午後、塩江の美術館に行ったり、晩飯はゆめタウンで中華を食ったり、した。

この日は、とても印象に残っていることがあった。
最後、Kちゃんを車で送っているとき。
中央通りを、南に向かって走ってた。
栗林公園とマクドナルドのあいだあたりだったと思う。

ものすごい流れ星が流れたの。
あんな、車の通りの多い、明るいところでも、はっきり見えた。
緑色のかたまりが砕けちったみたいに、僕には見えた。
僕もKちゃんもそれを見てて、ふたりで思わず声を出した。

あの流れ星は、なにかの暗示だったのかな。
なんて、そんなことはないんだろうけど・・。
その3日後、僕の父が亡くなった。

僕の中では、父が亡くなったのと、あの流れ星が、なんとなくセットになってしまっている。
あの、Kちゃんと会ってた日は、なんでもない一日だったはずが、たぶん、一生忘れない一日になってしまった。

みたいなことを、土曜、久しぶりに会ったKちゃんに話した。
そんなこと聞かされて、Kちゃんもリアクションに困っただろうけど、なんとなく話しておきたかった。
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by ishokuju | 2015-07-23 03:05 | あの日 | Comments(0)

青春っぽい

先週の土曜日、10日の夜のこと。

その日は、朝から仕事で。
で、仕事のあとに、友達と会って、飯食って風呂に行く約束してた。
風呂の次はカラオケ? みたいな感じで。

10月のあたまに、その友達のお母さんが亡くなって、僕はお通夜に行かせてもらって。
お通夜の帰りに、僕は実家にちょっと寄って、両親に会ったりしたけど、そのときが、父と会う最後だって・・。

2ヶ月後、今度は、僕の父が亡くなった。
この友達とは、長い付き合いで、同い年で、考えることもよく似てるし、LINEしてても、同時に同じ発言をしたりして、大笑いしたりする。
「でも、こんな、親を亡くすタイミングまで一緒ってすごいよな」、って。
だいぶたったあとで、話したことがあった。

友達と会うのは、10月のお通夜以来。
いろいろ話したいこと、話さなければいけないことが、たくさんあった。

“D”の個室を予約してたんだけど。
料理を注文したあと、とりあえず一度、二人で泣いた。
その10分後には、また、いつものようにバカ笑いしてるんだけど。

たらふく食って、いろいろ話ししまくって。
で、仏生山温泉(ぶっしょうざん おんせん)に移動。
ここでも、お湯の中で話しが止まらない。

お湯につかってて、もう、22時半とかだったかな。
友達が、「今から松山に行く?」って言い出した。
「行く!」って、即答した。

松山って、かなり飛ばして、高速で2時間はかかるところ。
そんな、思いつきで行くところではない。

最近は、寝る時間をおしんで遊ぶなんて、そんなこと、ずっとしてなかった。
夜は、しっかり寝たいもん。

でも、このときは、突然の松山行きに、ワクワクが止まらなかった。
明日とか、相当、体はダメージを受けるんだろうけど、そんなのも、おかまいなしだった。

こんな、1日を1.5日分くらい遊ぶのって、いつ以来だろう。
こんな無理して、バカみたいで、なんか、青春っぽい、って思った。

松山に着いたのは、1時を過ぎてたかな。
僕と友達が好きな店があって、二人で行くのは初めてだし、来月からママが少しお休みをするので、二人であいさつをできてよかった。

さっきまで、仏生山温泉にいたのに、今、松山でお店のカウンターに座っているのが、とても不思議な感覚だった。
相当、眠かったけどね。

帰りの高速は、交代で運転。
朝日に向かって、高松へ向かった。

今年、僕と友達は、40代に突入する。
こんな夜遊びすること、今後もあるかな?
この友達となら、たまにはいいかもしれない。
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by ishokuju | 2015-01-19 03:46 | あの日 | Comments(0)

階段に手すりがついた

病院で、なにもすることがなく待ってるとき、母が、階段に手すりをつけた、って言う。

いつ?
そう聞いたら、今日、だって。
今日??!

今日の昼過ぎに、手すりをつける工事をしたんだって。
終わって、工事の人が帰って、2階から父が下に降りてきて、で倒れた。

結局、父がその手すりを使ったのは、片道の一度だけだったという。

いつも2階でいたから、2階の部屋で倒れなくてよかった。
それで見つかるのが遅くなってたら、最期を見届けられなかったかもしれない。

手すりがどんななのか、触ってみたかったのかも。
それで、部屋から出てきたのかも。
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by ishokuju | 2014-12-24 00:33 | あの日 | Comments(0)

お菓子くらいしか思いつかない

母は、めがねを棺桶に入れたかったんだけど、めがねはだめなのらしい。
棺桶に入れてはいけないものリスト、みたいな用紙まであって。
火葬のとき、かまを痛めてしまったり、するのだとか。

僕は、お菓子にした。
お菓子くらいしか、思いつかなくて・・。

本当は、いつも高松で買ってた、虎屋(とらや、TORAYA)の夜の梅がよかったけど。
高松三越に行く時間は、もうない。
だから、スーパーで買った。
たまごボーロっていうのかな、赤ちゃんとかが食べる、口の中でとけてしまう丸いお菓子と、明治のブラックの板チョコを2枚。
どちらも、父が好きだったお菓子。

板チョコは、アルミホイルがだめということで、いったん、係の人が持っていってしまった。
そっか、このままだと、チョコレートのホイル焼きになってしまうもんね。
ほんとは、紙のラベルのまま入れたかったんだけど・・。

チョコレートは、アルミホイルをはがされたあと、食べやすいようにブロックごとに細かく割られ、ラップでくるんで、で、もとの黒い紙のラベルで巻かれていた。
紙のラベルが復元されてる! ホッとした。

白い衣装に着替えた父の脚のあたりにお菓子を置いた。
母は、祖母がむかし作った、紙粘土の人形を置いた。

なんか、なんでこんなことしてるんだろう、みたいな、変な気分になってきて、涙が出てくる。
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by ishokuju | 2014-12-21 03:34 | あの日 | Comments(1)

雛壇の裏側

先週の福岡。
偶然にも、大学の学祭に行くことができて。
自分がいたサークルの演奏を、初めて客として聴いた。
そして、卒業以来、初めて部室に入ることに!

いつか、いつか、もし、また部室に入ることができたなら、僕には、したいことがあった。
それは、雛壇の裏側を見たいっていうこと・・。

約20年前のことだけど、練習中、部室の雛壇を、移動したことがあった。
もっと壁際に寄せよう、って感じで。
部室の端から端まである木製の雛壇は、四つにわかれてるのかな、それを全員で移動させた。

そのとき、ひっくり返した雛壇の裏側に、メンバー数人で、マジックでなにかメッセージを書いたんだよね。
何を書いたっけ・・。
学籍番号と名前、今日の日付、今やってる曲とか、そんなことだったと思うんだけど。

先週、部室にいて、雛壇のことが気になった。
でも、現役生がみんないるし、荷物とか雛壇に置いてるし。
雛壇の裏側に・・、とか、言い出せない雰囲気だった。

なにより、突然現れたおじさんのOBが、そんなわけのわからないことを言い出したら、気味悪がられるよね・・。
結局、雛壇の裏側は見られないままだった。

次、次にもし部室に入れることがあれば、絶対に雛壇をひっくり返してみる。
意地でも!
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by ishokuju | 2014-11-11 02:01 | あの日 | Comments(0)

靴、捨てる

ランニングの靴、捨てちまう。


ランニングを始めて、4年。
今年は、2月に、ハーフマラソンで、念願の2時間切り達成。
で、今月は、フルマラソン、これまた念願の5時間切り達成!

これを記念して、って言い方は変だけれど、4年前に初めて買った靴を、捨てることにするわ。
だいぶ、すり減っちまってた。
古い靴は、脚をいためたり、するしね。

今、サンフラワー通り沿いのつつじの花が咲いてる。
夜のサンフラワー通りは、とても好きなランニング コース。

4年前のこの季節、つつじの横を、ゼーゼー言いながら走ってたのを思い出すわ。
毎年、つつじの季節ごとに、思い出す。

そのときからのつきあいの靴。
初めての大雨の5kmの大会も、この靴だった。
福岡や東京も、こいつで走ったし、まあ、いろんなところを、ずいぶん走った。

この靴では、なにもいい記録を出せなかったけど、ほんとに感謝!
ありがとう....、明日、ごみに出す。


ランニングの靴は、3足をローテーションしてる。
てことで、新しい靴を買おうかなー。
初心者向けの靴しか、買ったことなかったけど、初めて、ちょっと軽いやつに、挑戦してみようかな。



追伸!
あ、違うわ!
今年の丸亀ハーフで、ゲストの有森裕子が言ってた。
今回、初参加の人、いますか?
今日のタイムが、ベストタイムですよ! って。

これ、彼女のはなしのネタで、ここで笑うところ。
さっき、この靴でなにもいい記録を出せなかった、って言ったけど....。
初めての5kmの大会も初めての10kmの大会も初めてのハーフの大会も、この靴で出たんだった!

この靴で、記録を出しまくってた!!
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by ishokuju | 2014-04-24 04:14 | あの日 | Comments(0)

Winkが徳島にやって来る

カー レィディオ流れる、切なすぎる相田翔子の番組を、ゆうべ聴いてた。
夜勤の休憩時間。
20時50分からの、10分の帯番組があるの。
切なすぎる、は余計だった。


ふと、あることを思い出した。

むかし、僕が中学のときだけど、地元の徳島に、Winkのふたりが、イヴェントで来たことがあったの。
25年くらい前のはなし。

「涙をみせないで 〜Boys Don't Cry〜」がヒットしてたころ。
てゆか、つまり、人気絶頂期のころよね。
友達と、見に行ったよ。
徳島市内の、流通センターってところだったんだけど....。


あのイヴェント会場に、そのときいた人、いるかなー、みたいな。
思いつき。
さっそく、会場名+Winkで、ググってみちゃった。
そしたらねー、びっくり、あるブログがヒットした!


その記事は、今年に書かれたものだった。
その方は、当時、小学生というから、今、30代前半か半ばかな。
イヴェントを見た、というものではなく、お母さまがそのあたりで働いてらして、その日、Winkのサインをもらってきてくれてうれしかった、というエピソードが書かれてた。
親の愛情に感謝、という内容のもの。


てゆか、まさか、あの日のことについて書かれたブログがヒットするとは思ってなくて、驚いたわ。
うれしくなってしまった。


Winkが、というか、それも含め、中学のときの思い出は、すごく自分の中でキラキラしてる。
あの、みずみずしい感性は、どこへ行ったのやら。
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by ishokuju | 2014-02-19 17:20 | あの日 | Comments(0)

最後の晩餐、最初の朝食

先月23日、土曜の夜は、小豆島にいたよ。
翌日、24日が、朝からマラソンの大会で。
連れと、民宿のようなところにスティした。

島に泊まろうと決めたのが遅くて、ホテルは、なかなかとれなかった。
やっととれたのが、その山の中腹にある、“コスモイン有機園”だった。

地図で見ても、とてもへんぴな場所。
実際、自転車で向かってみると(島へは自転車で上陸した)、とんでもなく時間がかかった。

山道を自転車をおして歩く。
完全に夜になってしまっていて、街灯もない山道に、ぽつんと、“コスモイン有機園”があった。

おそるおそる、敷地内に入っていって・・。
すると、若い女の子と、おばさんが登場した。

滞在中に、ここで会ったのは、このふたりだけ。
おばさんは、ここのおばさんで、女の子は、香港から来てる、長期スティしてる子だった。
今夜、ここのお客さんは、僕らふたりだけのようだ。

今夜の僕らの部屋、ログハウスにとおされた。
1階に、テーブルがある部屋と、流し。
2階が、ふとんをしいてくれてる部屋。
テレビは、ない。
トイレと風呂は、別棟にある。

古いカラオケセット(レーザーディスク!)のセットがあったり、古い、ここの滞在者の写真をおさめたアルバムがあったり・・。
あと、ギターがたてかけてあったり。
なんか、「ノルウェイの森」に出てきた、山奥の施設を思い出してたんだけど、連れも、同じことを感じてたみたい。

ここは、ホテルじゃない。
ドアは、オートロックでないし、ドントディスターブの札もないし。
はっきり言って、ホテルのような居心地のよさは、ない。
おばさんは、勝手に入ってくるし、トイレは、つっかけをはいて、外に出ねばならないし。

そういうのは、予約をした段階で、だいたいの予測というか、覚悟はしていた。
公式サイトも見てたしね。
でも、まさか、テレビがないとは、思わなかったな。
アド街ック天国とかチューボーですよとか、観たかったんだけど。

お風呂に入ったあと、晩飯の時間になった。
ログハウスまで、おばさんと香港の女の子が、運んできてくれた。
料理を見て、びっくり!

すごい! 豪華すぎる!
次々、テーブルに並べられるの!
野菜なんかは、ここの施設で作っているものだそう。
天ぷら、焼き魚、サラダ、海鮮・・、ちょっと、今、もう、全部、思い出せない。
食べ終わるころ、お鍋まで登場。
どれも、むちゃくちゃおいしくて、満腹になったし、感動した。

これと同じような食事は、探せば、他の店ででも、いくらでも食べられるかもしれない。
でも、なにより感動的なのは、この豪華な食事が、今夜、僕らふたりだけのために準備された、ということ。
そう思うと、いとおしくなってしまうよね。

食事が終わると、とくにすることもない。
早々と、就寝した。
そして、24日の朝。

朝食も、豪華だったよ。
ジャムとかも、手作りって言ってたな。
なんか、和と洋の2食分いただいたような内容だったよ。

明るくなって、初めて、ログハウスのまわりの景色を見た。
やぎがいたな。
とにかく、空気がよくて気持ちがいい場所。

ゼッケンのついたシャツを着たり、タイツをはいたり、走る準備をして、“コスモイン有機園”をあとにすることに。
最後、ログハウスの前で、写真をとってもらった。
あのアルバムに、僕らの写真も追加されるんだな。

さようならを言って、通りに出て、もう一度ふりかえると、ふたりがずっと手を振ってくれてたよ。
あとは、ものすごい坂道をすべりおりた。

24日は、僕の38歳の誕生日だった。
つまり、37歳最後の食事、38歳最初の食事が、ここのごちそうだった、ということになる。
なんだか、いい記念になったな。

ホテルとは違う居心地もふくめ、場所といい、とても印象的な夜だった。
また、ここをたずねるのもいいかもな。
そのときは、トランプとかウノとか、あと、音楽かラジオを持参して。
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by ishokuju | 2013-12-29 15:43 | あの日 | Comments(0)

神戸の小学生のはがき

もう、1年前になるのだけれども。
11月25日、「第2回 神戸マラソン」ってのに、参加したんよね。


大会前日、ゼッケンとともに、パンフレットとか、資料的なもの、大量に渡されるんだけど。
その中に、はがきが入ってた。

それは、神戸の小学生が書いたもの。
直筆の!

『神戸マラソン、楽しんで走ってください!!
しんどくてつかれて大変だと思います。
でも、42.195km走りきれるように願っているのであきらめずがんばってください!!
FIGHT!!』

だってー。
最後に、『小東山小学校6年生 ○○○○(名前)』って書かれてる。
うわー、なんか、ちょっと、胸が熱くなったよね。
よく見ると、鉛筆で下書きした上から、ペンで清書されてるのー!
小学生っぽい!

今って、個人情報とか、ものすごく慎重にあつかう時代なのにね。
名前とか書いてあるから、よけい、伝わってくるものがあった。

マラソンの参加者が20000人だから、20000人の神戸の小学生が、このはがきを書いたんじゃないかな。
で、ランダムに、ランナーの資料に振り分けられて・・。
この子のカードは、20000分の1の確立で、僕の元に届いたってこと!

今、思えば、この子に、お返事を書けばよかったな。
小学校名がわかってるから、出せないでもなかったよね。

拝啓。神戸マラソン、楽しんで走ったよ!
しんどくてつかれて大変だったよ!
でも、42.195kmとりあえず完走したよ! はがきあんがとうね!
勉強がんばれよ! 修学旅行楽しかった? 好きな子いるの? 給食おいしい?


てゆか、1年もたって、もう遅いわ! みたいな。
今、どこかの中学1年よね。
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by ishokuju | 2013-11-08 05:48 | あの日 | Comments(0)